ユーロドル、本日の下げで6月からの下げトレンド継続を確認=NY為替
きょうのユーロドルは戻り売りが優勢となっており、1.07ドルちょうど付近に値を落としている。今週に入って買戻しが見られていたが、きょうの下げで6月以降の下げトレンドの継続が確認されている格好。ユーロ自体の売り材料は見当たらないが、本日の英中銀の金融政策委員会(MPC)で利下げの可能性が暗示されていたことや、スイス中銀が予想外の利下げを実施したこともユーロを対ドルで圧迫している面がありそうだ。
IMFはきょうユーロ圏経済に関するレビューを発表。IMFはその中で、EUの新たな財政ルールは高水準の債務と大幅な財政赤字を抱える国々が財政再建のために実質かつ政治的な努力をしなければ機能しないと指摘した。
新しいEUのガバナンスの枠組みは多くの加盟国に大幅な財政調整を要求し、想定通りに実施されるには持続的な政治的支援が必要だと言及している。なお、フランス、イタリアをはじめとする5カ国は多額の財政赤字を抱えているとしてEUからけん責処分を受けていた。
EUR/USD 1.0708 EUR/JPY 170.14 EUR/GBP 0.8456
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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