NY市場までの大きな動きを経て、NY市場は落ち着いた動き=NY為替概況
NY市場までの大きな動きを経て、NY市場は落ち着いた動き=NY為替概況
きょうのNY為替市場、それまでの動きから一転して落ち着いた動きを見せた。東京市場で日銀金融政策決定会合を受けてドル買い円売りが進み、156円台から158円26銭まで上昇。ロンドン市場ではフランスの政治情勢への警戒感からのリスク警戒の円買いが広がり、上昇分を解消する、往って来いとなった。ユーロ円などクロス円は東京市場の水準を割り込んでの下げ。リスク警戒からドル円などを除くとドル買いとなっており、ユーロドルなども下げている。
こうした大きな動きを経ての米国市場は比較的落ち着いた動きとなった。ドル円は157円台前半で目立った動意を見せなかった。序盤、リスク警戒から売られた米株が買い戻され、ダウ平均はマイナス圏終了も0.15%安にとどまるなど、リスク警戒一服。もっとも買い上げる勢いもなく、様子見ムードとなった。
フランスの政治情勢への警戒感が続く中、週末を挟んでのポジション維持に慎重な動きが広がったことが様子見ムードにつながったと見られる。
ユーロドルは1.0700を挟んでの推移。ロンドン市場で1.0740前後から1.0668まで下げ、少し戻してもみ合った。ユーロ円は169円70銭から167円53銭まで下げた阿智、168円台に戻してもみ合っている。
ポンドドルは1.2657を付けた、欧州通貨安の流れもあって上値が重くなった。対円でも201円62銭から198円92銭までの大幅安となった後、199円台前半を中心とした推移となっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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