ユーロ円は21日線を下放れる展開 独連銀総裁は今後慎重に行動すべきと言及=NY為替
欧州議会選挙の結果を受けて、本日はユーロが独歩安の展開を見せる中で、ユーロ円も168円台半ばに伸び悩んでいる。21日線を下放れる展開を見せており、明日以降の動きが警戒される。
本日はナーゲル独連銀総裁の発言が伝わり、ECBは先週、ほぼ5年ぶりに利下げを実施したが、今後は慎重に行動すべきとの考えを示した。将来の経済や物価動向を巡り強い不透明感が残っているとし「必ずしも下る必要のある山頂にいるとは思わない。むしろ、下るために適切な地点を見つけなくてはならない尾根にいると考えている」と語った。
さらに、ECBは今後の決定がデータ次第で、理事会ごとに判断して行く方針を明確にしたとも付け加えた。
短期金融市場では現在、年内のECBによる追加利下げを1回ないしは、25%程度の確率で2回を見込んでいる。
EUR/JPY 168.63 USD/JPY 156.95 EUR/USD 1.0745
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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