【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後9時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後9時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利は現行の4.50%から4.25%に0.25%引き下げられることが確実視されている。0.25%の利下げは織り込み済みで、声明やスタッフ予測、ラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。5月23日に発表された1-3月期のユーロ圏妥結賃金は、前年比の伸びが10-12月期から加速、5月31日に発表された5月のユーロ圏消費者物価指数速報値は、総合の前年比の伸びが前月から予想以上に加速した。こうした状況から声明や総裁の会見で追加利下げに慎重な姿勢が示されるようであれば、ユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には4月の米貿易収支の発表も予定されている。大方の予想は765億ドルの赤字となっており、前月の694億ドルの赤字から赤字幅が拡大すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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