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ポンドはリバウンド相場を継続 予想より早い総選挙の影響は限定的との見方=NY為替

為替 

 ポンドドルは買い戻しが優勢となっており1.27ドル台を回復。1.2750ドル付近まで一時上昇し、リバウンド相場の流れを継続している。今週のポンドは様々な材料が重なったが、底堅い推移を続けている。英消費者物価指数(CPI)で総合指数は2%目標付近まで急低下したものの、サービスCPIが予想ほど鈍化せず、コア指数も予想を上回っていた。これを受けて英中銀の6月利下げ期待は一気に後退している。

 そして、今週は何と言ってもスナク英首相が7月4日の総選挙実施を発表したことはサプライズとなった。年内のどこかでの実施とは見られていたものの、支持率が低迷する中で、これほど早い実施は想定されていなかったようだ。

 ただ、政治的にはサプライズだが、予想より早い選挙日程が金融市場に大きな影響を与えることはないとの見方が多い。短い選挙期間中に与党保守党は明確な敗北の事態は回避しようとするだろう。世論調査通りなら、野党労働党が勝利し政権交代が実現しそうだが、保守党主導のEU離脱を経て、新政権はEUとの関係修復を目指すことになりそうだという。その場合、ポンドにとっては追い風となる。

GBP/USD 1.2738 GBP/JPY 199.82 EUR/GBP 0.8518

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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