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ドル円は売り優勢 一時155円台に下落する場面も=NY為替概況

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ドル円は売り優勢 一時155円台に下落する場面も=NY為替概況

 きょうのドル円はやや売りが優勢となり、一時155円台に下落する場面も見られた。手掛かり材料に乏しい中で全体的に様子見の雰囲気が強まる中、本日は米国債利回りが低下していたことでドル円も戻り売りに押された模様。ただ、156円台は維持している。

 本日はウォラーFRB理事とボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わったが、ウォラー理事は利上げには否定的な見解を示したものの利下げには良好なインフレあと数カ月必要との認識を示していた。ボスティック総裁は第4四半期の利下げの可能性に言及。インフレが今後も緩やかに鈍化するとの見方を改めて表明していた。FOMC委員の利下げに慎重な発言に対する市場の反応も一巡して来ているのか、本日は利回りとドル円は下げの反応を見せていたようだ。

 ドル円は前日に156円台を回復しているが、以前ほどの上値追いの勢いはいまのところないようだ。しかし、テクニカル的には中期的な上昇基調は維持されているとの指摘が出ている。上昇チャンネル内での値動きが続いているという。

 過熱感を測るテクニカル指標であるRSIはなお50付近で上昇トレンドラインに支えられており、現時点で弱気の兆候は見られていない。ドル円の短期的な主要テクニカル要素はまちまちで、155.30-157.00円のレンジで中立的バイアスが掛かっていると指摘していた。

 きょうのユーロドルは1.08ドル台後半に一旦上昇したもののNY時間に入って1.08ドル台半ばに値を落とした。先週からユーロドルの上値は重くなっているものの、下押しの展開までは見られず、上値へのもう一段のレベルシフトを待っている状況が続いている。

 週足チャートでは直近の上昇トレンドがさらに拡大する可能性が示唆されているという。今週初めに1.0855ドル付近のトレンドラインのレジスタンスを上回っており、それは更なる上昇を予感させるという。上昇モメンタムは高まり始めており、週足MACDが上値追いを示唆していると指摘している。上値では3月高値1.0980ドルと、昨年7月と12月の高値を結ぶトレンドラインである1.1020ドルが上値メドとして意識されるという。

 本日はラガルドECB総裁のアイルランドの公共放送でのインタビューが伝わっていたが、「インフレの動向が維持されれば、6月利下げの可能性が高い」と述べていた。ECBはインフレを抑制していると確信しているとも語った。ただ、市場はすでに6月利下げを確実視している中、ユーロの反応は限定的となった。

 ポンドドルは1.27ドルを挟んで振幅。本日はベイリー英中銀総裁の発言が伝わり、レポオペの大幅増に市場は備えるべきだと述べ、保有債券を現水準から大きく減らす方針を示唆していた。英中銀は現在、年約1000億ポンドのペースで保有債券を放出している。ただ、ポンドの反応は限定的で明日の英消費者物価指数(CPI)待ちの雰囲気を強めているようだ。

 明日の英CPIは急速な鈍化が見込まれており、市場の予想では総合指数で前年比2.1%までの鈍化が見込まれている。コア指数も3.7%への低下が見込まれている状況。市場は特にサービスCPIに注目している。英中銀は5月の金融政策報告でサービスインフレに注目していたため、市場はサービスCPIに特に注目しているという。英中銀は前年比で3月の6.0%から5.5%に低下と予想していたが、市場は5.4%を予想している。

 ただ、4月の製品価格のリセットの影響や国民生活賃金の上昇を考えると、データを巡る不確実性は高まっており、リスクは上振れに偏っているとの指摘も出ている。市場では6月利下げの可能性を半々と見ているが、明日の英CPIがそれに大きな変化を与えるか注目される。

*英消費者物価指数(CPI)(4月)22日15:00
予想 0.2% 前回 0.6%(前月比)
予想 2.1% 前回 3.2%(前年比)
予想 3.7% 前回 4.2%(コア・前年比)
予想 5.4% 前回 6.0%(サービス・前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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