FX/為替「ドル/円、156円台を回復 FRB高官の発言に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2024年5月21日号
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2024年5月21日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
目次
▼20日(月)の為替相場
(1):中国人民銀LPR公表
(2):アトランタ連銀総裁 タカ派発言
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:底堅い動きが続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
20日(月)の為替相場
期間:20日(月)午前7時00分~21日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国人民銀LPR公表
中国人民銀行(PBOC)は貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)を据え置くと発表。大方の予想通りに1年物は3.45%、5年物は3.95%にそれぞれ維持した。
(2):アトランタ連銀総裁 タカ派発言
今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「インフレが目標の2%に到達すると確信できるまで、まだ時間がかかる」としたほか、「米連邦準備制度理事会(FRB)はあらゆる可能性を排除しない」と発言。 その後も、タカ派なFOMC委員の発言が相次いだことから、NYクローズ間際に156.30円前後まで上値を拡大した。
20日(月)の株・債券・商品市場
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)
【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円の見通し:底堅い動きが続きそう
20日のドル/円は前営業日比で約0.36%上昇。今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ複数のメンバーらが相次いで早期利下げに対して否定的な見解を示したことで米長期金利が上昇し、156.30円前後まで上値を伸ばした。本日も日米の重要な経済指標が予定されていない中で複数のFRB高官(投票権有り)の講演が予定されている。米4月CPI後に高まった早期利下げ観測が収縮する中でドル/円は底堅い動きが続きそうだ。
注目の経済指標:特になし
注目のイベント:BOE総裁発言
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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