ドル円、一時154.85円付近まで上昇=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は154.75円付近での推移となっている。一時154.85円付近まで上昇する場面が見られたものの、直ぐに伸び悩んでいる。先週のワシントンでの日米韓やG7財務相を経て、155円台に介入警戒感からの心理的な壁が形成されており、その水準に接近すると戻り売りも出るようだ。
以前は152円に壁が形成されていたが、米消費者物価指数(CPI)をきっかけに突破している。今回も何らかのイベントをきっかけに155円台を試す展開になると見ている投資家も多く下値を拾っているようだ。
可能性のありそうなイベントとしては、目先は今週の日銀決定会合や来週のFOMCがあるほか、指標では第1四半期の米GDP速報値や週末のPECデフレータなどが注目されそうだ。
それらの前に不用意に155円台への上昇を試すようであれば、財務省が出てくるかもしれない。
USD/JPY 154.77 EUR/JPY 164.90
GBP/JPY 191.20 AUD/JPY 99.80
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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