ポンドが軟調、先週末のラムスデン副総裁発言の影響残る面も=ロンドン為替
ポンドが軟調、先週末のラムスデン副総裁発言の影響残る面も=ロンドン為替
週明けロンドン市場では、ポンド売りが目立っている。対ドル、対円、対ユーロなど各主要通貨に対して本日の安値を広げる動きになっている。
先週末のラムスデン英中銀副総裁発言の影響を指摘する声があった。副総裁は、「インフレのリスクバランスは下降局面へ、インフレの持続性緩和に自信深める、制限的政策スタンスはサービスインフレを低下させる、4月の英CPIは英国がEUに接近する可能性が高い」などと述べた。一連の発言からはディスインフレの流れが強調されていたようだ。短期金融市場では、英中銀の6月利下げ観測が高まってきている。ECBの6月利下げ観測に寄ってきている状況だ。一方、市場では米金融当局の利下げを伴わなければ、ECBと同様に利下げの効果が限定的にとどまる可能性も懸念されている。
足元で、ポンドドルは1.2334近辺、ポンド円は190.87近辺に安値を更新。ユーロポンドは0.8635近辺に高値を更新している。
GBP/USD 1.2343 GBP/JPY 190.98 EUR/GBP 0.8633
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。