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ドル全面高、米欧金融当局のスタンスの差を意識 ユーロドル1.06台半ばへ=ロンドン為替概況

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ドル全面高、米欧金融当局のスタンスの差を意識 ユーロドル1.06台半ばへ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドルが全面高となっている。米欧金融当局のスタンスの差が意識されているもよう。今週は米消費者物価指数が予想を上回る結果だったことを受けて、年内の米利下げ観測が後退している。一方、ECB理事会ではインフレ鈍化を背景に、6月利下げ開始観測が示されており、対照的な内容となっている。昨日のラガルドECB総裁会見や今日の一連のECB高官らからは、FRBの動向にECBは影響されずと表明されている。これを受けて欧州債や英国債などの利回りが低下している。ユーロドルは1.07台割れから1.06台前半へ、ポンドドルは1.25台半ばから1.24台後半へとほぼ一方通行で下落している。その他主要通貨もドルに対して弱い動きとなっている。そのなかで、ドル円は153円台前半に高止まり。一時153.39近辺と34年ぶり高値水準を更新も、値動きは限定的。これに伴ってクロス円は下落しており、円安と円高が混在している。これまでのところ、政府・日銀の介入の動きは観測されていない。

 ドル円は153円台前半での取引。東京午前に152.97近辺まで下押しされたあとは、153円台に戻しての推移。ロンドン朝方には153.39近辺に高値を更新。34年ぶり高値水準となっている。その後の調整も浅く、153円台を維持している。欧州株が堅調に推移する一方で、米銀決算を受けてダウ先物時間外取引は下落とまちまち。米債利回りは、欧州債利回りとともに低下している。

 ユーロドルは1.06台半ばでの取引。東京午前は1.0730の高値付近に膠着したが、午後からは上値が重くなった。ロンドン朝方には1.07台を割り込むと、そのまま一方通行で下落している。足元では安値を1.0644近辺まで広げた。ユーロ円も軟調。164.50手前水準から売られ、ロンドン時間には163.17近辺に安値を広げている。対ポンドでは下に往って来いと方向性に欠けている。今週は米FRBの利下げ観測が後退する一方で、ECBの6月利下げ開始観測が台頭しており、ユーロ売り・ドル買い圧力が継続している。

 ポンドドルは1.24台後半での取引。ユーロドルと同様に東京午前の1.2560付近を高値に、午後からロンドン時間にかけては売られ続けている。足元では安値を1.2463近辺まで広げている。ポンド円も軟調。192.45近辺を高値に、191.02近辺まで下落している。ユーロポンドは0.85台半ばから前半で、ユーロ売りが先行も、その後は戻している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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