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【これからの見通し】過熱相場に冷水、金銀や原油とともに株式市場にも調整圧力 為替は方向感探る展開

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【これからの見通し】過熱相場に冷水、金銀や原油とともに株式市場にも調整圧力 為替は方向感探る展開

 週明けは金や銀などの貴金属相場が急落している。それとともに原油や株式市場にも調整圧力が掛かっている状況だ。金や銀などは安全資産の面が強いものの、最近の上昇の速さは投機的ともいえるものとなっていた。リスク資産のような振る舞いに対して、先週末のトランプ大統領によるウォーシュ氏の次期FRB議長指名報道がドル高・FRBのタカ派姿勢への警戒感を高めたことが強烈な調整を促したようだ。

 円相場にとっては、先週末の一部報道で与党勢力が300議席超を確保できそうな勢いと報じられており、いわゆる高市トレードによる円売りの圧力がみられる場面があった。しかし、上記に示したように市場全般がリスク回避の動きをみせるなかで、円売りの動きは続いていない。ドル円は154円台後半から155円台半ばで上に往って来いとなっている。155円台に急伸する局面では介入警戒感も広がったようだ。ドル円1週間ボラティリティーは一時12%台へと上昇、落ち着かない相場展開を裏付けた。

 この後の海外市場では、引き続きFRB人事やつなぎ予算など米国発の材料に注意したい。次期FRB議長人事については、トランプ大統領がウォーシュ氏を指名と表明している。当初は同氏がFRB理事だった時に、タカ派姿勢をとっていたことがドル買い反応を広げていた。しかし、利下げやドル安指向のトランプ大統領によって指名された事実をどうとらえるのか。また、米議会の承認の手続きも待っており、ウォーシュ氏の金融政策に対する考え方を確認する必要がありそうだ。また、つなぎ予算については、下院の採決を待つ必要がある。タイミング次第では今週末に予定されている米雇用統計発表が延期される可能性も指摘される。まだ、市場に安心感を広げる状況にはなっていないようだ。

 この後の経済指標発表予定は、英ネーションワイド住宅価格指数(1月)、英製造業PMI(購買担当者景気指数・確報値)(1月)、ドイツ小売売上高(12月)、ドイツ製造業PMI(購買担当者景気指数・確報値)(1月)、ユーロ圏製造業PMI(購買担当者景気指数・確報値)(1月)、スイス小売売上高(12月)、スイス製造業PMI(購買担当者景気指数)(1月)、米国PMI(購買担当者景気指数・確報値)(1月)、米国ISM製造業景気指数(1月)など。マーケットが政治相場化するなかで、指標の強弱に対する反応は一時的なものにとどまりそうだ。

 発言イベント関連では、ブリーデン英中銀副総裁のイベント出席、ボスティック・アトランタ連銀総裁の討論会出席などが予定されている。米主要企業決算は、パランティア、ウォルトディズニーなどが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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