ドル円、今度は153円台をうかがう展開に=NY為替
NY時間の昼に入っても為替市場はドル買いが続いており、ドル円は152.95円付近まで上げ幅を拡大しており、今度は153円台をうかがう動きが見られている。
この日発表の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが強まっている。市場ではFRBの利下げ期待を更に後退させており、短期金融市場でも6月利下げの可能性を30%程度まで低下させているほか、年内は2回の利下げに留まるとの見方を強めている。
152円台は介入警戒ゾーンとして意識されていたが、そこを突破したことで買いを加速させている。岸田首相が訪米中であることもあるのか、いまのところ財務省は出て来ていない。本日は日米首脳会談が行われる。しかし、要警戒ではある。
USD/JPY 152.94 EUR/JPY 164.22
GBP/JPY 191.77 AUD/JPY 99.56
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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