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【これからの見通し】中東情勢が一段落、米利下げが次の注目に 今日のPCE価格指数は水を差すのか

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【これからの見通し】中東情勢が一段落、米利下げが次の注目に 今日のPCE価格指数は水を差すのか

 今週はイランとイスラエルの停戦合意が市場のムードを明るくしている。また、トランプ大統領が次期FRB議長の早期指名を目指すなかで、米GDP確報値が下方改定されるなど市場には米利下げ観測も広がっている。米株式市場ではナスダック指数が年初来高値を更新した。

 一方、不安材料も残っている。中東関連ではイラクは米国との核協議について積極的な姿勢を示していない。イランは国内向けにせよ、イスラエルや米国に勝利したとしており、対決姿勢は維持しているようだ。イラン核施設の被害状況についても、どの程度なのか疑問符が付く。イスラエルがどこまで攻撃を我慢できるのかも未知数。

 にわかに台頭している米利下げ観測については、今後の米経済統計次第の面が強い。来週3日には最新の米雇用統計が発表される。その前に、きょうは米PCE価格指数(5月)とミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(6月)が発表される。PCE価格指数で根強いインフレ圧力が確認されるようだと、7月利下げの可能性は低下しそうだ。市場予想は前年比+2.3%と前回並みの数字。コア指数は前年比+2.6%と前回お+2.5%から若干の上昇が見込まれている。ミシガン大指数については確報値ということでやや注目度は一縷。そのなかでは、1年期待インフレ率を確認しておきたい。市場予想は+5.2%と前回の+5.1%から上昇する見込み。

 発言イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁、レーン・フィンランド中銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁、クックFRB理事、ハマック・クリーブランド連銀総裁、チポローネECB理事などの講演やイベント出席が予定されている。

 今週はドル安の流れが再燃しているが、週末に向けての持続性を確認しておきたい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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