ドイツHICP、来週のECB理事会での利下げの可能性は皆無ではない=NY為替
きょうも為替市場は全体的に様子見の雰囲気が強まっているが、ユーロ円は買い優勢となっており、163円台に戻している。本日の21日線が162.85円付近に来ているが、一時162.60円付近まで下落し、21日線を下回る場面も見られた。
本日はドイツの消費者物価指数(HICP)が発表になっていたが、予想を下回り、前年比で2.3%まで低下していた。ECBの目標株価にかなり接近し、市場のECBの利下げ期待を正当化する内容ではあった。すでに発表されているフランスのインフレも低下し、イタリアも予想より低かった。
一部からは、今回のインフレ指標はECBを喜ばせるだろうが、利下げは6月の可能性がなおメインシナリであることに変わりはないが、可能性は低いが、来週のECB理事会での可能性が全く無くなった訳ではないとの指摘も一部から出ている。
*ドイツ調和消費者物価指数(HICP)
結果 0.6%
予想 0.7% 前回 0.6%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.4% 前回 2.7%(前年比)
EUR/JPY 163.16 USD/JPY 151.60 EUR/USD 1.0763
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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