人民元主導のドル買い、人民銀行が多少の元安を容認との見方 ドル円は一時年初来高値つける
人民元主導のドル買い、人民銀行が多少の元安を容認との見方 ドル円は一時年初来高値つける
オフショア人民元、オンショア人民元ともに対ドルで大きく下落し、昨年11月以来の安値をつけている。最近のドル高を受け中国人民銀行が多少の元安を容認するとの思惑が広がっている。
人民元売り・ドル買いの流れが他の通貨にも波及、ドルは全面高。ドル円は一時151.86円まで上昇し、昨年11月以来の高値をつけた。その後、人民元安を懸念して中国株が急落したことから、リスク回避の円買いが広がりドル円は軟化。
植田日銀総裁の「基調的なインフレは上昇し始めている」との発言を受け、日銀の追加利上げの可能性が意識され円はさらに上昇。ドル円は151.42円付近まで下落、往って来いとなった。その後は151.50円台で揉み合っている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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