ポンド円、2015年8月以来の高値水準に上昇=NY為替
きょうは米消費者物価指数(CPI)を受けてドル円に買いが強まっており、それを受けてポンド円も買いが強まっている。一時190円台に上昇し、2015年8月以来の高値水準に上昇した。ドル円の上昇に伴う円安のほか、この日の英雇用統計を受けたポンド高もフォローとなっている模様。
英労働市場は予想以上に底堅く、インフレを抑制しようとする英中銀の手を縛る可能性が指摘されている。賃金の伸びは昨年夏のピークからはかなり鈍化したが、それでも前年比6.2%という伸びは英中銀にとってまだ不快なほど高い。
しかし、事態は一筋縄では行かないという。失業者数は依然減少しているものの、解雇率は上昇し、企業が経営危機に陥ったり、人員整理のニュースを目にしない週はない。学生数の増加や記録的な長期病欠者の数も、彼らが労働力人口に復帰した場合にどうなるのかという問題も提起しているという。
GBP/JPY 189.74 USD/JPY 150.85 GBP/USD 1.2578
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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