ポンド買い続かず、対ドルは上に往って来い=ロンドン為替
ポンド買い続かず、対ドルは上に往って来い=ロンドン為替
ロンドン午前、朝方のポンド買いは続かず反落している。日本時間午後3時の6月英消費者物価指数が前年比3.6%と前回の+3.4%から上昇したことを受けて、ポンド買いが先行した。ポンドドルは1.34台乗せから1.3417付近まで高値を伸ばした。しかし、上昇はここまで。ロンドン時間に入ってからは売りに押されており、1.3380台と指標発表前の水準に戻している。ポンド円は東京午後につけた199.74近辺を高値に、その後は上値を抑えらえている。英消費者物価指数を受けた買いも高値には届かず。足元では199.08近辺に安値を広げており、前日NY終値水準を下回っている。ユーロポンドも英指標発表直後に0.8663近辺まで下落したが、その後は買いに転じている。ロンドン序盤には0.8682近辺まで高値を伸ばした。
英インフレの上振れで市場の英中銀利下げ観測が後退し、ポンド買いの初動反応を誘った。しかし、エネルギーや食品価格上昇が背景にあることから、消費を冷やすとして英経済に悪影響との観測が台頭しているようだ。
GBP/USD 1.3390 GBP/JPY 199.10 EUR/GBP 0.8677

執筆者 : MINKABU PRESS
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