ドル円は朝に昨日の高値を更新も、その後少し落ち着いた動き=東京為替概況
ドル円は朝に昨日の高値を更新も、その後少し落ち着いた動き=東京為替概況
昨日の海外市場で147円台後半としっかりした動きとなったドル円。海外市場では147円80銭前後が少し重くなっていたが、東京朝に上抜けすると、147円89銭まで上値を伸ばした。もっとも148円手前の売りに上値を抑えられ、その後は少し調整が入ってもみ合い。午後に入って147円55銭を付けるなど、ドル高一服も、値幅は落ち着いている。この後21時半の米消費者物価指数発表などを前に、やや様子見ムード。
参議院選挙をにらんだ日本の財政赤字拡大への警戒もあり、日本の長期国債利回りの上昇(債券価格の下落)傾向が継続。30年債利回りが昼前に過去最高水準となる3.209%を付けるなどの動きが見られたが、日本売りからの円売りも、利回り上昇を受けた円買いも目立たず。
ユーロドルは1.16台後半推移。若干ユーロ買いの動きも、朝からのレンジは1.1661-1.1688と比較的狭い範囲に留まった。
ユーロ円は対ドルで午後に1.1680台を付ける中、昨日海外市場から東京午前にかけて上値を抑えた172円50銭を超え、172円55銭を付けるなど、しっかりした動きが続いた。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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