アジア株 ハンセン指数マイナスに転じる
東京時間17:32現在
香港ハンセン指数 24517.76(-72.36 -0.29%)
中国上海総合指数 3503.78(-1.22 -0.03%)
台湾加権指数 23042.90(+206.96 +0.91%)
韓国総合株価指数 3186.38(-28.90 -0.90%)
豪ASX200指数 8561.77(-68.58 -0.79%)
インドSENSEX30種 82648.19(+77.28 +0.09%)
16日のアジア株は、午前中の堅調な地合いから、午後に入って売りが目立つ展開となった。米エヌビディアの対中輸出再開を受けて、米中貿易協議進展期待から、ハイテクなどを中心に午前中は買いが目立っていたが、午後まで勢いが続かなかった。
昨日の米CPIを受けて米国の利下げ期待が後退。ドルペッグ制(ドルに対する為替レートを一定に保つ管理通貨制度)を採用しており、金融政策の変更は基本的に米国に準じる香港でも利下げが遠のいたとの思惑がハンセンの重石となった。
上海総合指数は小幅ながら続落となった。朝から売りが目立つ金融関連が軟調。中国四大銀行の中国農業銀行の売りが目立ったほか、交通銀行なども弱い。シリンダー製造の江蘇恒立油圧がしっかり。情報関連は当初買いが目立ったが、まちまち。ソフトウェアの中科寒武紀科技が大幅高も、通信機器の富士康工業互聯網(フォックスコンインダストリーズ)は軟調。
香港ハンセン指数は序盤の上昇からマイナスに転じた。一時は4カ月ぶりの高値圏を付けていた。動画アプリ大手の快手科技、スポーツ用品の安踏体育用品、食品メーカーのティンイーなどがしっかり。繊維メーカーの申洲国際、不動産管理・商業運用サービスなどプロパティマネジメントの華潤万象生活(チャイナリソーシズミックスライフスタイル)などが軟調。
豪ASX200指数は軟調。幅広い銘柄が売られた。CFO交代が警戒を誘った金鉱山のニューモントが大幅安、建築資材のジェームズハーディ、商業銀行大手ナショナル・オーストラリア・バンク・リミテッドなども弱い。医療用ソフトウェアのプロメディカス、医療品メーカーのフィッシャーアンドバイカルヘルスケアなどヘルスケア関連が強い。

執筆者 : MINKABU PRESS
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