リッチモンド連銀総裁 必ずしもFRB議長の方針に従う必要はない、過去にも例があった
リッチモンド連銀総裁 必ずしもFRB議長の方針に従う必要はない、過去にも例があった
リッチモンド連銀のバーキン総裁は、次期FRB議長が米経済に最適な金融政策を追求すると信じているが、同時に議長の方針に従う必要はないと述べた。
バーキン総裁は、次期FRB議長が国のため最良の政策を決定するよう希望し信頼したい。歴史上、FOMCが議長の方針に従わなかった事例はまれにあった。それは起こり得る、様子を見守るしかないと述べた。
最近のインフレデータは価格上昇の高止まりを明らかにしており、その傾向は続くだろう。インフレ経験により自信を得た企業はコスト上昇を価格に反映させる意識を強めていると述べた。
トランプ米大統領は自身に忠実な人物を次期FRB議長に充てる予定で、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長らが候補にあがっている。ウォラーFRB理事とボウマンFRB副議長は7月利下げを支持しており、次期議長を狙っているようだ。トランプが利下げに前向きな人物を選ぶことによりFRBの独立性に対する懸念が高まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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