ユーロ円、調整モード変わらず ドイツ貿易データは景気後退を示唆=NY為替
本日のユーロ円は売りが優勢となっており、一時159.40円近辺まで下落。21日線の下での推移が続いており、1月下旬からの調整モードに変化はない。
本日はドイツの12月の貿易収支が発表され、222億ユーロの黒字と予想以上の黒字幅となった。しかし、貿易量全体は落ち込みを示し、輸出は前月比4.6%減少し、輸入も6.7%の減少となった。これについてエコノミストは、季節的にこの時期の数字は変動しやすいとしながらも、これはドイツ経済の全体的な厳しい状況と一致する不況的な数字だと述べている。しかし、インフレ低下により、実質可処分所得が増加し、消費支出も増加しているため、輸入は多少回復するはずだとも述べた。
*ドイツ貿易収支(12月)16:00
結果 222億ユーロ
予想 188億ユーロ 前回 208億ユーロ(204億ユーロから修正)
*輸出
結果 -4.6%
予想 -2.8% 前回 3.5%(前回 3.7%)(前月比)
*輸入
結果 -6.7%
予想 -1.9% 前回 1.5%(前回 1.9%)(前月比)
EUR/JPY 159.73 USD/JPY 148.74 EUR/USD 1.0739
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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