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ドル買い優勢、米債利回りの上昇で ドル円141円台後半=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、米債利回りの上昇で ドル円141円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。前日の海外市場から引き続き米債利回りが上昇しており、為替市場でのドル買戻しを誘っている。ドル円はロンドン朝方にかけて141.14近辺まで下押しされたが、その後は米10年債利回りが3.83%付近から3.89%付近に上昇する動きに141.90近辺まで高値を伸ばした。ユーロドルは1.10台後半に上昇したあとは、一時1.1044近辺まで下落。足元では1.1060台に下げ渋りと方向性に欠ける動き。ポンドドルも1.2770付近に高値を伸ばすも、1.2701近辺まで一時下落。足元では1.2730付近に下げ渋り。ドル指数は前日に7月27日以来のドル安水準をつけたあとは、反発している。週末、年末を控えて調整的な値動きとなっている。ただ、ドル安の流れ自体には大きな変化はみられていない。クロス円は、まちまち。ユーロ円は156円台、ポンド円は180円台前半での振幅で、概ね前日比プラス圏で推移している。ドル安に調整が入っていることで金相場が反落、豪ドルは売りに押されている。一方、原油相場は安定した推移で、カナダドルは対ドルでは軟調も、対円では揉み合いとなっている。きょうはこのあとのNY市場でシカゴPMIが発表される程度で、手掛かり難の年末相場となっている。

 ドル円は141円台後半での取引。141.40台の前日終値水準を挟んだ上下動となっている。ロンドン朝方につけた141.14近辺を安値に、その後の141.91近辺を高値に振幅している。米債利回りが反発しており、ややドル買い圧力が優勢になっている。

 ユーロドルは1.10台後半での取引。東京午前に1.1084近辺まで買われたあとは、上値を抑えられている。ロンドン序盤には1.1044近辺まで下押しされた。足元では1.1060付近と前日終値水準に戻している。ユーロ円は156円台での振幅。東京午前に156.93近辺を高値に、ロンドン朝方には156.28近辺まで下落した。しかし、売りも続かず再び156円台後半に買い戻されている。対ポンドではユーロは下に往って来いで、方向性に欠けている。

 ポンドドルは1.27台前半での取引。前日終値1.2730台からロンドン朝方には1.2773近辺まで上昇。その後は一転して売られ、安値を1.2701近辺に更新。その後は再び前日終値水準に戻している。ポンド円は、東京午前に179.84近辺の安値をつけたあとは、180円台前半での揉み合いが続いている。ロンドン早朝につけた高値は180.47近辺までにとどまっている。ユーロポンドは下に往って来い。0.87付近が重く、ロンドン早朝に0.8668近辺まで下押しされたが、その後は再び0.87手前水準まで反発した。12月英ネーションワイド住宅価格は前月比横ばい、前年比-1.8%と市場予想を下回る結果だった。ただ、ポンド相場は目立った反応をみせなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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