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【これからの見通し】あすのECB理事会を控えて、ユーロ相場の動向をチェック

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【これからの見通し】あすのECB理事会を控えて、ユーロ相場の動向をチェック

 今週は米債利回りの激しい振幅にドル相場も翻弄されている印象を受ける。利回りの上昇は米金融当局の高金利の維持が長期化するとの見通しが一因。さらに地政学リスクが広がるなかで、インフレが再燃することも警戒されているようだ。また、米財政赤字問題がクローズアップされる中で、米国債増発の動きが利回り上昇を巻き起こす面も指摘されている。

そのなかで、あすにはECB理事会の結果が発表される。市場では前回の予防的な利上げを最後に、しばらくは利上げ打ち止め局面に入るとみているもよう。これに対して、ラガルドECB総裁は今後の利上げの可能性を残す発言を繰り返しており、金融政策の柔軟性を担保することに躍起となっている。昨日は米債利回り動向とともに、独仏ユーロ圏などのPMI速報値が弱含んだことがユーロ売りにつながる場面があった。きょうはドイツIfo景況感指数(10月)が発表される。市場予想は86.0と前回の85.7から小幅に改善を見込んでいる。ただ、今年のマイナス成長が想定されるドイツの指標とあって回復への過信もできない状況となっている。発表は日本時間午後5時の予定。

 その他の経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(10/14 - 10/20)、カナダ中銀政策金利発表などが予定されている。米住宅市場は、これまでの急速な利上げ、長期金利の上昇で打撃を受けている。住宅ローン申請指数は前回は-6.9%と落ち込んだ。住宅ローン金利の指針となる30年固定金利は7.70%と6週連続の上昇していた。今週に入って米長期債利回りが一段と上昇したことを考慮すると、楽観視はできない状況となっている。

 カナダ中銀は今回の会合でも政策金利を現行の5.00%に据え置く見通し。ヘッドラインのインフレの伸び鈍化を受けて、声明でのインフレ警戒姿勢をやや緩和させるのかどうかがポイントとなりそうだ。

 発言関連では、カナダ中銀会合後のマックレム加中銀総裁、ロジャース加中銀上級副総裁などの記者会見が注目される。NY市場終盤には、パウエルFRB議長が講演会であいさつする予定だが、ブラックアウト期間とあって踏み込んだ内容とはならない見込み。その他イベントとしては、米週間石油在庫統計の発表、Tモバイル、ボーイング、IBM、メタプラットフォームズなどの決算発表が注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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