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リスク警戒の円買い先行も、米雇用統計控えて値動き一服 ドル円143円台前半=ロンドン為替概況

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リスク警戒の円買い先行も、米雇用統計控えて値動き一服 ドル円143円台前半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、リスク警戒の円買いが先行。欧州株や米株先物の下落とともに、円買い圧力が広がった。ドル円は東京市場で144円台をつけたあとは売りが継続。ロンドン序盤には142.88近辺まで安値を広げた。しかし、注目の米雇用統計発表を控えて欧州株の下げは一服、米債利回りが再び上昇となると143円台を回復している。戻りは鈍いもののクロス円も下げ一服。ユーロ円は155.44近辺を安値に155.90付近へ、ポンド円は182.02近辺を安値に182.70付近へと下げ渋っている。ただ、東京市場からの下げを戻す動きは限定的にとどまっている。ユーロドルは1.0870付近から1.09ちょうど付近での上下動。ポンドドルは1.2726近辺に下げたあとは1.2770付近に上昇と小高い。対ユーロでもポンド買いとなっている。前日に6.5%までの英政策金利上昇が市場に織り込まれたこともあって、ポンドには買い圧力がかかってるようだ。一方、ECB高官の見方は分かれている。デギンドス副総裁は、データ次第としながらも我々の仕事はまだ終わっていないとタカ派姿勢を堅持。一方、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、物価と賃金のスパイラルはまだ発生していない、として金融政策の慎重さを求めた。

 ドル円は143円台前半での取引。東京朝方に144.20近辺の高値をつけたあとは売りに押される展開。東京午後からは売りの流れが続き、ロンドン序盤には142.88近辺まで安値を広げた。欧州株が軟調に取引を開始したことがドル円の一段安につながっていた。しかし、次第に欧州株安が一服、独仏株価指数が上げに転じ、米債利回りも上昇すると143円台に下げ渋っている。米雇用統計発表を控えて、一方的な円高の動きにやや調整が入る格好となっている。

 ユーロドルは1.08台後半での取引。ロンドン朝方に1.0900近辺まで買われたあとは、1.0867近辺まで下押し。その後はレンジ相場が続いている。ユーロ円は円高の進行に押されて156円台後半からロンドン序盤には155.44近辺まで安値を広げた。その後は売り一服となり、156円手前へと反発している。対ポンドではややユーロ売りが優勢。

 ポンドドルは1.27台後半での取引。1.27台前半での揉み合いの中で一時1.2726近辺まで安値を広げた。その後は買いが優勢となり、高値を1.2768近辺に伸ばしている。ポンド円は183円台前半から軟調な流れとなり、ロンドン序盤には182.02近辺まで安値を広げた。その後は、円買いが一服するなかで182円台後半へと下げ渋っている。ユーロポンドは軟調。0.8550付近から0.8530付近へと水準を下げている。米雇用統計発表を控えて、次第に様子見ムードとなってきている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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