【本日の見通し】明日の米雇用統計など注目
【本日の見通し】明日の米雇用統計など注目
昨日の米ADP雇用者数とISM非製造業景気指数がともに弱く出たことでドル売りが強まった。ISM製造業景気指数と合わせ、警戒感が強まっている。明日の米雇用統計に対する警戒感も広がっており、結果次第ではドル売りが強まる可能性がある。
ドル円に関しては本日昼に行われる日本国債30年債の入札も注目されている。ここまで20年、40年の超長期は需要の弱さが目立った。今回も弱い結果が出ると、リスク警戒の動きが広がる可能性がある。一方、財務省などの警戒もあって、今回の入札は無難に進むとの見方もある。その場合、安心感からドル円の買い戻しが入る可能性がある。
入札までは比較的落ち着いた動きか。入札での動きが限定的になると、明日の雇用統計をにらんで上値が重い展開が見込まれる。
ユーロドルは1.14台に再び乗せてきた。 ドル安の流れが継続する中、しっかりの展開。ただ、1.15まではまだ遠いとみられ、ここからの買いには慎重か。
ユーロ円などクロス円も30年債入札次第。入札不調になると、円買いが強まり売りが強まる可能性がある。ユーロ円は今月下値を支えている162.80前後のサポートをしっかり割り込むと売りが強まる可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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