ユーロ円は21日線付近 ECBはインフレ対策に行き過ぎた感との指摘も=NY為替
ユーロ円はNY時間に入って買い戻しが膨らんでいる。朝方は143円台前半まで値を落としていたものの、一時144円台に値を戻す動き。本日の21日線が144.10円付近に来ており、現在はその付近で推移しているが、依然として21日線から先の上値抵抗感は強い雰囲気も出ている。
ECBのインフレ対策は行き過ぎた感もあり、政策ミスを犯す危険性があるとの指摘も出ている。ECBはエネルギー、食糧、輸送コストの高騰が一巡した後も根強いインフレ圧力を過大に評価しているようで、それはユーロ圏経済を不必要に深く長いリセッション(景気後退)に陥らせる可能性を高め危険性があるという。
来週は理事会が予定され、0.50%ポイントの利上げが有力視されているが、中銀預金金利を2.50%まで引き上げることは理に適っていると言える。しかし、2023年にそれを超えるのは行き過ぎだという。ほぼ中立水準を超えた引き締めにより、ユーロ圏の需要が抑制される必要はないと主張している。
EUR/JPY 143.90 USD/JPY 136.48 EUR/USD 1.0544
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





