ディックスが決算を受け上昇 既存店売上高が予想外の増収＝米国株個別

　スポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズ＜DKS＞が上昇。取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が予想外の増収となったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、既存店売上高および１株利益の見通しを上方修正している。

　アナリストからは「同社が今年のホリデーシーズンにＹｅｅｚｙフットウェアの損失に対するエクスポージャーを持っていることに注意すべき。それは第４四半期の利益に約５０００万ドルの影響を及ぼすと推定している。ただ、同社は他の分野でＹｅｅｚｙの損失を補うことができると考えている」との指摘も出ていた。

（８－１０月・第３四半期）
・既存店売上高：6.5％（予想：-3.1％）
・1株利益（調整後）：2.60ドル（予想：2.22ドル）
・売上高：29.6億ドル（予想：27.0億ドル）
・粗利益率（調整後）：34.2％（予想：34.9％）
・在庫：+35％

（通期見通し）
・既存店売上高：-1.5～-3.0％（従来：-2.0～-6.0％）（予想：-3.5％）
・1株利益（調整後）：11.50～12.10ドル（従来：10.00～12.00ドル）（予想：11.47ドル）

（NY時間13:30）
ディックス・スポーティング＜DKS＞　115.36（+8.42　+7.87%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美