ポンドドル、再び21日線を下放れる展開 本日の英CPIで利下げの道筋がより明確に=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドル高が優勢となる中、ポンドドルは1.30ドル台に下落している。再び21日線を下放れる展開が見られており、9月中旬以降の下げトレンドは継続しているようだ。目先は今月初旬にサポートされた1.30ドルちょうどが意識される。一方、円キャリー取引が活発化しており、ポンド円は一時205円台に上昇。10月に付けた年初来高値に並んでいる。
本日は10月の英消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、前回から鈍化しており、市場ではクリスマス前の英中銀の利下げに向けた道筋がより明確になったとの見方が多い。特にサービス業のインフレが低下した点が大きく、旅行運賃、授業料、宿泊料金がいずれも予想を下回る弱さとなった。
12月の金融政策委員会(MPC)で決定票を握る可能性が高いベイリー総裁は、政策金利を4%未満に引き下げることにより自信を持つだろうとの声も出ている。
GBP/USD 1.3073 GBP/JPY 204.84 EUR/GBP 0.8826
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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