ドル売り優勢、米消費者心理の悪化がドル高に歯止め=東京為替前場概況
週明けの東京外為市場でドル円は113.75円付近まで弱含み。5・10日だったものの、仲値にかけての動意は限定的で、次第にドル売りが優勢となった。欧州通貨や資源国通貨に対してもドル売りが持ち込まれている。ユーロ/ドルは1.1464ドル付近、豪ドル/ドルは0.7345ドル付近までドル安推移。
米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速していることで米国の早期利上げ観測が高まった一方、米ミシガン大学消費者信頼感指数の低下が示すように消費者心理は悪化している。インフレと同時に景気減速が警戒されており、ドルの上昇に歯止めをかけている。
ユーロ円は130円半ば、ポンド円は152円後半、豪ドル円は83円半ばで推移。ドル中心の値動きとなっていることから、クロス円の動意は乏しい。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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