リフトが決算受け大幅高 ＥＢＩＴＤＡの黒字を更に拡大＝米国株個別

　配車サービスのリフト＜LYFT＞が大幅高。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの前年比で７３％伸びたほか、ＥＢＩＴＤＡは予想を大きく上回った。ＥＢＩＴＤＡは第２四半期に予想外の黒字となったが、今回はさらに黒字を拡大させている。

　共同創設者兼社長のジョンジマー氏は、「空港での乗車が前年比で３倍に増加したほか、週末や夕方の旅行が増加しており、顧客がパンデミック前に戻っていることを示す前向きな兆候が見られる」と述べた。また、同社は第４四半期について、ドライバーのインセンティブの支払いを減らす計画を示したほか、乗車数のトレンドはポジティブなようだとも述べた。

　アナリストからも高評価の声が聞こえており、景気回復は地域ごとにまちまちだが、ドライバーの需給は改善している。道筋に段差があるが、全体的な傾向はポジティブだという。

（７－９月・第３四半期）
・1株損益（調整後）：-0.21ドル（予想：-0.60ドル）
・売上高：8.64億ドル（予想：8.62億ドル）
・EBITDA（調整後）：6730万ドル（予想：3300万ドル）
・アクティブライダー：1890万人（予想：1930万人）
・アクティブライダー単価：45.63ドル（予想：44.43ドル）
・当座資産：7.28億ドル（予想：6.24億ドル）

（１０－１２月・第４四半期）
・売上高：9.30～9.40億ドル（予想：9.71億ドル）

（NY時間09:58）
リフト＜LYFT＞　50.26（+4.94　+10.90%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美