英、財政ルール遵守だけでは持続的な安心には不十分=NY為替
きょうも為替市場はドル安が優勢となる中、ポンドドルは買い戻しが続いている。ただ、一時1.3465ドル付近まで上昇する場面が見られたものの、基本的には1.34ドル台での上下動に変化はない。一方、ポンド円はドル円とともに売りが続いており198円台まで下落。21日線を下放れしており、200円から遠ざかる展開が続いている。
ポンドに関しては、リーブス英財務相が11月26日に公表する秋季予算案に市場の関心が向かっているが、財政ルールを遵守するだけではポンドや英国債の持続的な安心には不十分だとの指摘がストラテジストから出ている。
もちろん、財政ルール遵守は必要なことではあるが、持続的な安心感はもたらさず、必要なのは継続している財政の不透明感のサイクルを断ち切ることで、これが海外からのポンドや英国債への需要の支援するとしている。ただ、残念ながら断ち切る可能性は低いとも述べた。
GBP/USD 1.3443 GBP/JPY 198.84 EUR/GBP 0.8731
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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