日本株下落で円高傾向、オセアニア通貨は中国統計後に一段安=東京為替前場概況
東京外為市場、日経平均株価の下落を背景にドル円、クロス円ともに序盤から円高傾向となった。本日は5・10日(ゴトウビ)であるものの、実需筋のドル買いの動きは限られ、ドル円は109.55円付近まで一時軟化。ただ、前日安値の更新には至らず、109.60円台まで戻している。
豪ドル/ドルは0.7301ドル付近、NZドル/ドルは0.7074ドル付近まで一時下落。午前11時に発表された中国の小売売上高と鉱工業生産が前月値や市場予想を下回る結果となったことで、指標発表後に一段安となる場面もみられた。中国当局による規制強化でカジノ関連株が急落し、香港、上海株が続落となっていることも重しになっているもよう。
日経平均株価は4営業日ぶりに反落。前引けでは前営業日比160.05円安の3万0510.05円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=109.66円、ユーロドルは1ユーロ=1.1809ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.49円、ポンド円は1ポンド=151.34円、豪ドル円は1豪ドル=80.23円、NZドル円は1NZドル=77.73円、スイス円は1スイスフラン=119.24円、カナダ円は1カナダドル=86.40円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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