リフトが決算受け上昇 配車サービスの需要拡大とコスト削減策が奏功=米国株個別
配車サービスのリフト<LYFT>が上昇。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが創業以来初の予想外の黒字となったことが好感されている。同社は7-9月期に黒字達成を目標としていたが、予定よりも早い達成となった。配車サービスへの需要が伸びたほか、同社が昨年実施した大幅なコスト削減策が奏功した。同社のジマーCEOはインタビューで「これは1度限りのことではない」と述べていた。
今回の決算はアナリストからも概ね好評で、ドライバーの不足とインセンティブ引き上げへの懸念はあるものの、それを凌駕する需要が期待されるとも指摘も出ている。同アナリストは通期の売上高見通しを若干引き下げたものの、大幅な回復から恩恵を受けるであろうという長期的な見解を見直す理由はないとも語った。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.76ドル(予想:-0.70ドル)
・売上高:7.65億ドル(予想:7.00億ドル)
・EBITDA(調整後):2380万ドル(予想:-4020万ドル)
・アクティブライダー:1710万人(予想:1540万人)
・アクティブライダー単価:44.63ドル(予想:45.37ドル)
(NY時間09:57)
リフト<LYFT> 51.50(-3.88 -7.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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