ドル相場が上下動、米雇用統計は雇用増も失業率悪化=NY為替
ドル相場が上下動、米雇用統計は雇用増も失業率悪化=NY為替
6月米雇用統計は、好悪が交錯する結果だった。非農業部門雇用者数は85万人増と事前予想72万人増を上回った。前回値は55.9万人増から58.3万人増に上方修正された。
一方で、失業率は5.9%と前回の5.8%から上昇。事前予想5.6%からは予想外の上昇となった。労働参加率は61.6%と前回と同水準にとどまり、事前予想61.7%を下回った。
相場の反応は混乱している。まずはドル買いに反応したが、すぐに売りに転じた。米10年債利回りが1.48%台へと上昇後、1.42%台まで低下、足元では1.45%台と激しく振幅している。
ドル円は111.60近辺まで買われたあと、安値を111.32レベルまで広げた。足元では111.40近辺と上値が重い。ユーロドルは1.1808レベルに安値を広げたあとは、1.1856レベルまで急上昇。足元でも高値付近での推移。現時点では、ややドル売り優勢となっている。ユーロ円は131.70近辺の安値水準から一時132円台乗せと買いが優勢。
USD/JPY 111.36 EUR/USD 1.1850 EUR/JPY 131.95
執筆者 : MINKABU PRESS
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