ユーロドル、リスク回避ムードで上値重い=NY為替
きょうのユーロドルは1.14ドル台後半での振幅が続いている。この日発表の民間の米経済指標が予想を上回り、12月利下げ期待の後退を正当化する内容となったことで、ドル高の動きも見られている。そのような中、ユーロドルは小幅な値動きに終始している状況。一方、ドル円が買い戻されていることから、ユーロ円も買いが優勢となっており、一時177円台まで戻す場面も見られた。ただ、いまのところは21日線の下での推移となっている。
本日のユーロドルは前日までの5日続落を一服させているものの、世界的なリスクセンチメントの不安定さから、買い戻しは限定的かつ一時的に留まるとの指摘が出ている。株式市場の下落や米政府閉鎖を巡る懸念の再燃によって投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産としてのドル買いがユーロドルの圧迫要因になったと指摘。
さらに、FRBの短期的な利下げ観測が抑制されている点もユーロドルを圧迫。一方、ECBはすでに利下げサイクルを終了している中、ユーロドルは1.14-1.16ドルのレンジ内での推移が続く可能性が高いと見ているという。
EUR/USD 1.1483 EUR/JPY 176.88 EUR/GBP 0.8804
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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