ドル全面高が一服、ドル円は106円割れ=東京為替前場概況
東京外為市場、オセアニア市場まで続いていたドル全面高が一服し、ユーロドルは本日安値1.2138ドル付近から1.2180ドル前後まで、ポンドドルも同様に1.3951ドル付近から1.4020ドル前後まで値を戻している。米国7年債の入札不調をきっかけとした米国債利回りの急騰が、落ち着いていることが背景。
ドル円もドル買いの流れで106.43円付近まで上昇したが、東京債券市場で日本国債の利回りも上昇し、日米金利差のドル優位が緩和されたため、東京中盤にかけては106円割れまで軟化している。
NZドル/ドルやNZドル円も全体相場につれた値動きをみせている。早朝にニュージーランドの1月貿易収支の結果が公表され、東京序盤にはニュージーランド中央銀行のオア総裁が現行の緩和策を長期間継続すると改めて表明したというニュースも伝えられているが、いずれも反応薄となった。
日経平均株価は大幅反落。一時は下げ幅を前日比900円超に広げる場面がみられた。前引けでは前営業日比722.10円安の2万9446.17円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=105.97円、ユーロドルは1ユーロ=1.2180ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.07円、ポンド円は1ポンド=148.55円、豪ドル円は1豪ドル=83.37円、NZドル円は1NZドル=78.11円、スイス円は1スイスフラン=117.17円、カナダ円は1カナダドル=84.17円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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