リスク回避のドル高傾向、ワクチン供給縮小の見通しで=東京為替前場概況
東京外為市場、中盤はリスク回避のドル買いが優勢となっている。豪ドル/ドルは0.7425ドル近辺まで、NZドル/ドルは0.7056ドル近辺までじり安。日経平均株価が下げ幅を拡大していることに加え、一部報道で、新型コロナウイルスのワクチンの年内供給量が計画より縮小する見通しと伝えられたことも影響しているようだ。クロス円もおおむね円高傾向となっている。
ドル円も中盤はドル買いが優勢となっている。序盤は本邦輸出企業の売りが朝方から断続的に観測され、103.74円近辺まで軟化したが、その後切り返し、序盤の下げを帳消しにしている。
カナダ円が80円台後半で底堅く推移している。WTI(NY原油)が時間外取引で急伸しており、産油国通貨が選好されているもよう。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合が開かれ、合意に至ったことが好感されている。
日経平均株価は4日ぶりに反落。前引けでは前営業日比118.90円安の2万6690.47円となった。
午前11時39分現在では、ドル円は1ドル=103.85円、ユーロドルは1ユーロ=1.2143ドル、ユーロ円は1ユーロ=126.10円、ポンド円は1ポンド=139.70円、豪ドル円は1豪ドル=77.15円、NZドル円は1NZドル=73.31円、スイス円は1スイスフラン=116.55円、カナダ円は1カナダドル=80.74円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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