アジア株 上海香港は下落、トランプ氏「中国依存終わらせる」 中印関係悪化も警戒視
アジア株 上海香港は下落、トランプ氏「中国依存終わらせる」 中印関係悪化も警戒視
東京時間14:12現在
香港ハンセン指数 24489.66(-99.99 -0.41%)
中国上海総合指数 3281.29(-11.30 -0.34%)
台湾加権指数 12638.32(+36.92 +0.29%)
韓国総合株価指数 2398.57(+14.35 +0.60%)
豪ASX200指数 5983.50(+38.69 +0.65%)
インドSENSEX30種 38482.80(+142.57 +0.29%)
アジア株はまちまち。
上海、香港はマイナスに転じている、米中対立激化が懸念されているもよう。
トランプ米大統領は7日、中国とデカップリング(分断)であろうと、大規模関税導入であろうと、中国への依存を終わらせるつもりだと述べた。また、NYタイムズ紙によると、トランプ米政権は人権侵害を巡り、新疆ウイグル自治区からの綿製品の一部輸入禁止を検討しているもよう。関係者によると、トランプ米政権は8日にも輸入禁止について発表する可能性があるとしている。前日にはトランプ米政権がSMICを貿易相手として好ましくないとしてエンティティリストに追加するかを検討していると報じられた。
豪州や韓国株は堅調。ワクチン開発期待からダウ平均が時間外で上昇していることが支えとなっている。トランプ米大統領は、新型コロナウイルスのワクチン供給について、11月1日よりも前に実現するかもしれない。10月中に準備が整う可能性があると述べた。
韓国市場では感染者数の伸びが鈍化していることも好感されている。6日連続で新規感染者数が100人台にとどまっている。韓国保健省は今週末にソーシャルディスタンス規制を緩和するか否かを決定するとしている。
インド株は上値の重い展開。中国軍が国境地帯でインド軍が威嚇射撃を行ったと発表、危険な行為を即時に停止するよう要請したことを受け、中国とインドの関係が一段と悪化するとの警戒感が広がっているもよう。為替相場ではインドルピーが対ドルで0.4%下落、約1週間ぶりの安値をつけている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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