ドル円はもみ合い、その他通貨はややドル売りも限定的=東京為替概況
週明けのドル円は106円台後半推移が続いた。週末にナバロ大統領補佐官やクドローNEC委員長などから中国に対する厳しい意見が出たこともあり、若干ドル売り円買いの場面も続かず。もっとも上値は先週末NY市場と同様に107円ちょうど手前の売りに抑えられており、上下ともに動きにくい展開。
ユーロドルは午後に入って若干ユーロ買いドル売りの展開。株高を受けてのリスク選好のドル売りなどが優勢に。もっとも今週末のEU首脳会議を前にユーロの積極的な買いにも慎重姿勢が見られ、その後上昇分を戻すなど、一方向の動きにはならず。
ポンドは対ドル、対円ともにしっかり。目立った材料が出ているというよりも株高を受けてのドル安円安の動きが支えに。
豪ドルは比較的しっかりで朝の0.6940前後から0.6980台まで。先週のビクトリア州でのロックダウン再開や、週末の米要人発言での米中関係の悪化懸念などが重石も、その後株高を受けてのリスク選好の流れに豪ドルの買い戻しが広がった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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