ドル円は156円台推移=東京為替概況
ドル円は156円台推移=東京為替概況
前日の大荒れを経た東京市場でドル円は156円台推移となった。前日は160円台を付けた後、介入ではないかとみられるドル売りに154円台を付けるなど、大きな動きとなった。上下の振幅を経て156円台で東京市場を迎えると、朝の156円07銭を安値に午前中にドル高が進み156円995銭まで上昇。もっとも157円台でのドル買いに慎重姿勢が見られ午後は少し調整がはいって156円70銭台を中心とした推移となった。
昨日171円50銭台を付けた後165円台を付けたユーロ円は、NY市場で168円近くから166円30銭台まで急落するなどの動きを経て、167円台で東京市場を迎え、午前のドル円の上昇に168円03銭まで上昇。午後は167円台後半での推移。
ユーロドルは1.07台前半からドル高に押され午後に1.0700を割り込む動きとなっている。
動きが目立ったのが豪ドル。午前の3月豪小売売上高が予想外にマイナスとなり、豪ドル売りが広がった。豪中銀は直近のCPIを経て引き締め姿勢を強めているとみられており、豪ドルの支えとなっていたが、今回の小売りの弱さから見通しがぶれてきている。豪ドル円は発表前に102円90銭台を付けた後、売りが出た。午前中はドル円などでの円売りもあって下げが限定的も、午後は売りが強まり102円20銭割れ。対ドルでは0.6560台からの下げが続き、0.6510台を付けた。
MINKABUPRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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