今週は各国中銀の年末までの利上げ観測が縮小、FRBは30bp程度に=ロンドン為替
今週は各国中銀の年末までの利上げ観測が縮小、FRBは30bp程度に=ロンドン為替
今週は各国中銀の年末までの利上げ観測が縮小している。原油価格が下落し、イラン戦争前の水準へと戻している。また、一連のインフレデータの伸びが沈静化したことも利上げ観測を後退させている。主要国中央銀行で、次回の利上げ観測が優勢なのはNZ中銀のみとなっている。FRB、ECB、日銀、英中銀、豪中銀、カナダ中銀、スイス中銀などはいずれも次回の据え置き観測が高い。金利面からは相対的にドル買い圧力が優勢になりやすい環境となっている。ドル指数は上昇一服となっているが、21日移動平均線に支えられている。来週以降もドル高の流れが続くのか、ドル指数の動向を観測することも有効であろう。
市場が織り込む年末までの利上げ幅を見ると、最もタカ派色が強いのは RBNZ(ニュージーランド準備銀行)で62bp。次回会合でも 利上げ確率が82% と高く、主要中銀の中で突出した引き締め期待が続いている。
米FRBは30bpの利上げが織り込まれているが、次回会合は83%で据え置き予想。年内に小幅の追加引き締めを行う可能性は残るものの、直近会合は静かな展開が見込まれている。
欧州では ECBが24bp の利上げを織り込む一方、次回会合は72%で据え置き予想。インフレの粘着性を背景に、年内にもう一段の引き締めを見込む声が残る。
日銀は20bpの利上げが年末までに織り込まれているが、次回会合は99%で据え置き予想。短期的には政策変更の可能性が極めて低く、年後半の判断に焦点が移っている。
英中銀は18bp、豪中銀は10bp、カナダ中銀は8bp と、いずれも小幅の利上げが織り込まれている。ただし各中銀とも次回会合は85〜93%で据え置き予想となり、直近では慎重姿勢が強い。
スイス中銀は5bpの利上げが織り込まれているが、次回会合は96%で据え置き予想。物価安定を背景に、追加引き締めの必要性は限定的とみられている。
ドルインデックス=100.79(-0.07 -0.07%)
執筆者 : MINKABU PRESS
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