【これからの見通し】週末控えで積極的な売買は手控え、材料難の中で全体的に小動きに
【これからの見通し】週末控えで積極的な売買は手控え、材料難の中で全体的に小動きに
前日のNY市場ではドル円が162円に迫ったものの、上値は161.95で止まり、節目の162円を抜け切れなかった。米PCE価格指数は予想の範囲内で、ドル高基調は維持されたが、新たな方向性は生まれていない。米GDP確報値や個人所得・個人支出の堅調さがドルの下値を支える一方、162円手前では日本の金融当局による介入警戒が意識され、上値の重さが続いている。
今日は週末の金曜日で、このあと米主要イベントは乏しい。昨日の注目指標でも162円の壁を突破できなかったことを踏まえると、市場はポジションを積み上げにくい地合いだ。ユーロドルは1.13台後半、ポンドドルは1.32付近と、前日NY終値を挟んだ小幅な振れが中心となりそうだ。
クロス円は全般に上値が重い。株式市場に調整圧力がかかり、リスク回避的な円買いが入りやすい。加えて、ドル円が162円を超えられなかったことが、週末に向けた円買い戻しを誘う構図となっている。
この後の海外市場では、21時にブラジル5月雇用統計(失業率)、メキシコ5月貿易収支、21時30分に米5月卸売在庫(速報値)、23時にミシガン大学消費者信頼感指数(6月確報値)が予定されている。ただ、いずれも市場のトレンドを大きく変える材料にはなりにくい。
イベント面では、16時に財務省の国債市場特別参加者会合、17時にECBの消費者インフレ期待(5月)が控える。EUエネルギー評議会ではホルムズ海峡情勢が協議される見通しだ。27日未明にはカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の討論会出席、BIS年次総会が予定されているが、週末の流動性低下を考えると、市場への影響は限定的だろう。
総じて、今日は「週末+材料難」で値幅が出にくい一日となりやすく、株式市場の調整圧力をにらみながら様子見姿勢が広がりそうだ。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。