【本日の見通し】ドル円は160円台でもドル高基調継続か
【本日の見通し】ドル円は160円台でもドル高基調継続か
海外市場でドル円は160.09円まで上値を伸ばした。東京市場では160.00円前後が上値を抑えていたが、海外市場に入って大台にしっかり乗せてきた。米ISM非製造業景気指数が1日発表の同製造業景気指数に続いて予想を上回る好結果となった。製造業同様に先行指数となる新規受注が伸びていることも好感され、ドル買いにつながった。もっとも中東情勢をにらんだ不透明感からの受注前倒しが指摘されていることや、在庫の積み上げが起きていることなどが少し警戒感につながっている。また、価格指数が上昇し2022年以来約4年ぶりの高水準となったことも警戒につながっている。
中東情勢に関しては目立った進展が見られない。米国とイスラエルの不協和音も報じられており、状況が不透明で、ダウ平均が6日ぶりの大幅反落となるなど、リスク警戒につながる形で、ドル高原油高を誘っている。
ドル円はこの後も比較的しっかりした動きが見込まれる。上値を抑えていた160.00円を超えてきたが、大きな動きにつながっておらず、地合いの強さが継続。
昨日夕方に高市首相が無秩序な為替の動きが経済に悪影響を与えることはG7やG20で確認されているとし、投機的な円安に対して、必要に応じて適切に対応すると発言。投機的な円安への警戒感を示したことで159.50円台まで下落。少し戻したところで、植田日銀総裁が「物価上振れリスク高まれば、利上げの是非をしっかりと議論することが必要」と利上げに前向き姿勢を示したことで、159.37円まで円買いが強まった。しかし、そこからすぐに反発し、海外市場で160円台に乗せたことで、ドル円に関しては地合いの強さが意識されている。
こうした流れから、ドル円はこの後も流れは上方向か。介入警戒感が上値を抑える一方で、下値が支えられており、上を試しやすい地合いになっている。最初の介入が入ったとみられる4月30日の高値160.72円が目先のターゲットとして意識されている。
ユーロドルはドル高を受けて1.1600ドルを割り込んできた。1.15台での売りに慎重ながらも、戻りが鈍く、こちらもドル高が継続か。1.1630/40ドル前後が重くなりそう。
ユーロ円は185円台での推移。東京夕方の高市首相と植田総裁発言を受けた円高局面での下げでも185.12円までと185円台を維持しており、大台を超えての動きを見せる勢いに欠けている。ドル主導の展開が目立つ中で、この後も185円台中心の推移となりそう。
ポンドドルはドル高を受けて1.3410ドル台まで下げてきている。この後1.3440/50ドルが重くなると1.33ドル台トライがありそう。
ポンド円は昨日夕方の円高局面で214.44円まで下げた後、215.00円前後が重くなっている印象。対ドルでのポンド売りもあり、やや上値が重い展開か。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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