ドル円、160円を再度うかがう展開 インフレ懸念からのドル高が根強い=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は先ほど急速に上下動する場面が見られた。ベッセント財務長官の投稿に反応した模様で、日本に関し「過剰な為替変動は望ましくない」と述べていた。159円台前半から158.65円付近まで急速に下落したものの、すぐに戻している。
ドル高の動きが根強い中、ドル円は159円台で推移しており、160円を再度うかがう展開が続いている。前日にトランプ大統領が、湾岸諸国の要請を受けて、計画していたイランへの攻撃を見送ると述べたことで市場自体は安定。一部からは、和平合意への期待も高まる中、原油相場が上げを一服させている。
しかし、米国債利回りが本日も上昇しており、ドル円をサポート。アナリストは、「攻撃見送りのニュースは積み上がっていたリスクプレミアムの一部を取り除くのに役立ったが、中東情勢は依然として不透明だ」と述べている。
また、先週発表された一連の米インフレ指標で、米インフレの再加速が確認されており、和平合意に達したとしてもすぐには落ち着かず、インフレ圧力はしばらく沈静化しないのではとの見方も出ている。
「FRBの次の一手は利下げではなく利上げになる」との見方も根強く、短期金融市場では年内の利上げ確率を65%程度で織り込んでいる。
一方、日本の方は、高市政権による補正予算の見通しが、いわゆる「高市トレード」を復活させているとの見方もアナリストから出ている。高市首相はきのう、今夏の電気・ガス料金補助の再開を表明するとともに、補正予算の編成を検討する考えを初めて明らかにした。
「市場の議論では、3-10兆円規模の財政パッケージが示されており、一部は追加の国債発行で賄われる可能性がある」とも付け加えている。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円に観測。
19日(火)
159.00(6.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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