ポンド、政治的不透明感を背景に脆弱な状況との指摘=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢となる中、ポンドドルは買いが加速しており、1.37ドル台まで一時上昇する場面が見られた。昨年9月以来の高水準で、9月17日高値が1.3725ドル付近に来ており、目先はその水準が意識される。一方、ポンド円は円高加速から一時210円を割り込む展開。21日線を下放れる展開となっており、目先は210円の水準を維持できるか注目される。
ただ、ポンドに関しては政治的な不透明感を背景に、引き続き脆弱な状況にあるとアナリストは指摘している。スターマー首相の党内指導力に挑戦する可能性があったバーナム氏が、ゴートンおよびデントン地区で予定されている地方選挙への立候補を労働党執行部によって阻止されたとの報道があったものの、政治リスクは依然として残るという。
アナリストは、「今回の動きはポンドにとって短期的に小幅な追い風となるものの、政府内で拡大しつつある内部対立が一段と悪化する可能性が高く、ポンドにとって建設的な環境とは言えない」と述べている。ポンドはドル安局面ではさらなる上昇余地があるものの、他通貨と比べるとパフォーマンスは劣後する可能性が高いとしている。
GBP/USD 1.3701 GBP/JPY 210.86 EUR/GBP 0.8680
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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