シュナーベルECB理事、次の行動は利下げではなく利上げになる可能性を示唆=NY為替
きょうのユーロドルは戻り売りが優勢となっており、1.16ドル台前半に値を落としている。100日線が1.1645ドル付近に来ているが、その水準を下回る動きが見られている。1.16ドルよりも下に21日線が来ているが、目先の下値水準として意識されている。
本日はシュナーベルECB理事の講演が伝わっており、ECBの次の行動は利下げではなく利上げになる可能性があると示唆した。同理事は「利上げに対する投資家の見方に違和感はない」と語ったが、「これは近い将来には起こらない」とも述べている。また、ECBが来週18日の理事会で成長見通しを上方修正する可能性があることも示唆した。
アナリストは、こうした発言は米国に投資しているユーロ圏の投資家にドル下落リスクのヘッジをさらに縮小させる可能性があると述べている。
EUR/USD 1.1625 EUR/JPY 181.14 EUR/GBP 0.8731
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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