ドル円は小動きも、市場参加者はトリプル安を意識=東京為替前場概況
東京午前のドル円は155.38円付近まで円売りがやや優勢となる場面はあったが、155円前半で動意は限定的。本日午後に予定されている高市首相と植田日銀総裁の会談が注目されており、模様眺めムードが強い。
高市政権は米国に80兆円差し出したうえで、経済対策のために増発を重ねようとしており、長期から超長期ゾーンの日本国債中心に売りが強まっている。利回り上昇を嫌気して最近の円相場は軟調に推移。長期債利回りは1.75%まで上昇し、17年ぶりの高水準を更新した。今年度の補正予算は25兆円規模との報道もあり、東日本大震災の当時を上回る見通し。本日については円相場への売りは限定的だが、株安・債券安で日本市場はトリプル安含み。
ドル円と同様に、クロス円も小動き。ユーロ円は179円後半で推移し、最高値付近でもみ合い。ポンド円は204円前半、豪ドル円は100円後半で小動き。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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