アジア株 香港株大幅安、米中対立懸念 ベッセント連日中国批判 韓国株は逆行高、米韓交渉進展
アジア株 香港株大幅安、米中対立懸念 ベッセント連日中国批判 韓国株は逆行高、米韓交渉進展
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 25541.99(-346.52 -1.34%)
中国上海総合指数 3883.31(-32.58 -0.82%)
台湾加権指数 27464.66(-183.21 -0.66%)
韓国総合株価指数 3780.21(+31.84 +0.85%)
豪ASX200指数 9004.20(-64.20 -0.71%)
アジア株は韓国を除いて下落。
米中対立や米政府閉鎖長期化懸念、さらに米地銀信用不安を受け投資家心理が悪化している。来週の米CPIや中国GDP、中国4中総会を控え週末を前に利益確定の売りも見られる。
米中対立はエスカレートする恐れがある。トランプ米大統領は中国と貿易戦争の状態にあるとの認識を示し、ベッセント米財務長官もレアアース輸出規制を「中国対世界」だと中国を強く非難した。グリア米通商代表部(USTR)代表もサプライチェーンの権力掌握だと表現。それでもベッセント氏は米中首脳会談は行われるだろうとして、中国次第で対中関税一時停止を3カ月以上延長する可能性を示唆している。
来週の中国第3四半期GDPは政府目標「5%前後」に届かない可能性がある。製造業低迷や冴えない個人消費、不動産市場下落、補助金支援縮小などにより、5%を下回ることが予想されている。
韓国株は大幅続伸、連日史上最高値を更新している。米韓関税交渉で進展があったようだ。
韓国が約束した対米投資3500億ドルを米政府が受け入れるようだと韓国副首相が明かした。韓国政府は3500億ドルを提案したが、トランプ氏が日本同様5500億ドルに引き上げるよう要求していた。ただ、韓国政府は日本との経済規模の違いを説明し経済を不安定化させる米の提案に反対している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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