【海外市場の注目ポイント】米地区連銀経済報告など
日本時間16日午前3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。今回発表される報告が28・29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。米連邦政府機関の一部閉鎖により、9月の米雇用統計はまだ発表されていないが、1日に発表された9月の米ADP雇用統計では、民間雇用者数が2カ月続けて減少し、9月の落ち込み幅は2023年3月以来の大きさになっていた。米地区連銀経済報告(ベージュブック)で米労働市場の弱体化が指摘されるようであれば、再来週のFOMCで追加利下げが実施されるとの思惑が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間15日午後9時半には10月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数も発表される。大方の予想はマイナス1.8となっており、前月のマイナス8.7を上回り、2カ月ぶりに上昇するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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