【これからの見通し】ドル高基調意識
【これからの見通し】ドル高基調意識
昨日の海外市場で148円90銭台までドル高円安が進んだドル円。東京市場では149円手前の売りが意識され、利益確定の売りが入って午前中に148円56銭を付けている。その後いったん上昇も、午後にも148円60銭前後を付けるなど、上値トライにやや慎重姿勢。
もっとも流れはまだ上方向か。押し目で148円台半ばを維持しており、ドル高基調が継続。ドル全面高の中で、昨日1.17台前半まで下げたユーロドルも1.1754までも戻りに留まるなど、ドル高の意識が強い。ドル円の149円00銭やユーロドルの1.1720などを付けると、ドル高が加速する可能性がある点にも注意したい。
今日は21時半に米GDP確報値、耐久財受注、新規失業保険申請件数などの指標発表予定が並ぶ。GDPは確報値で相場への影響は限定的と見られるが、改定値から大きくぶれた場合には注意。毎週の発表ではあるが、米雇用関係に神経質な動きが見られる分、新規失業保険申請件数にも警戒が必要か。予想を超える増加を見せると、いったんドル売りとなる可能性がある。
ユーロ円やポンド円はドル主導の展開の中、やや不安定な動き。ドル円が149円台トライの動きを見せると、いったん上方向の動きが強まりそう。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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